こんにちは。サワです。
2017/9/2 に2話更新された【傷だらけの悪魔】の第164話と第165話。
ついについに、主人公の舞ちゃんの心の闇の話が始まりましたね!!(>_<)
待ってたよ~~~~!!!!
舞ちゃんのお話がひと段落したら、やっと物語が大きく動きそうな予感がします。
では、さっそくあらすじを書いていきますよ!
※以下、ネタバレを含みます。読みたくない方はブラウザを閉じてくださいね!!
【傷だらけの悪魔】第164話『些細』のネタバレ
舞は部屋に閉じこもり、ベッドにうつ伏せになっている。ドアの外では、舞の母が、冷静に話し合おうとしている。
舞の母『伊藤君のおうちに、謝りに行ってきたわ。怪我はしているけど元気出そうよ。本人には会えなかったけど、ご両親と話したの。あんたの口から直接事情を聞きたいとおっしゃっていたわ。話してくれない?舞』
舞は、返事をしない。
舞の母『意地になっても、何も解決しないのよ!!何があったか言いなさい!』
舞は、やはり返事をしない。
舞の母『どうしても話せないの?あんたが悪いから?…違うんでしょ?それなら、話してくれないと私も動けない。…そんなに親が信用できないの?…もう少し考えて、落ち着いたら寄り添ってきなさい。わたし以上の味方は、いないわよ。』
舞の母は、リビングに戻る。リビングには舞の弟の敬がソファに座っていた。
敬『母さん。姉ちゃんは?なんかしゃべった?』
舞の母『ダメね。』
敬『じゃあおれがきこーーーっと』
舞の母『やめなさい!面白がっているようにしか見えないのよ。アンタ、バカだし女心をわかってなさすぎ。よりいっそう逆なでするわ』
敬『俺はあんま詳しく聞いてないけど、大変なんでしょ?まず話しできなきゃどーもできないよ。もともと家族につんけんしてる人だけどさあ。そろそろ、強引に行ったほうがいいんでない?』
舞の母『性格を考えたら、冷静になるのを待つほうがいいわよ。』
敬『反抗期炸裂かよおー。姉ちゃんってば~~~。そういや父さんはなんて?』
舞の母『一応いったけど、役に立たないわよ、あの人は。』
敬『ふーん、まあそうか。今日も遅いの?父さん。…今日の晩御飯、何?』

母も、敬も、『父さん』の話題になると表情が暗く、冷たくなった。
母と敬の背中合わせの会話しているところをみると、どうやら夫婦仲はうまくいっていないかもしれない。(まだわからないけど)
舞は部屋の窓から外を見つめていた。
激しく苛立つ。
なんでわたしが、あなたに寄り添わないといけないの?そっちが寄り添ってきなさいよ!!
私が話さないのが悪いんだけど、言葉の端々から需要と供給の不一致を感じて、ものすごく反抗心を煽られる。
舞(…窓、つめたくて、気持ちいい。)
冷静に考えないとな。
起こってしまったことはもう変えられない。とりあえず今、まずいのは
- 私には豚を殴る正当な理由があったのに証明できないこと
- 階段から悪意を持って落としたと思われていること
舞(あの豚…出荷されろ)
先生からの電話に出た母さんからの話では、豚は自分に都合のいい話しかしていないみたい。
舞(あの豚…豚…)
舞は、階段の上で起きた出来事(豚とのキス)を思い出した。思わず、窓を拳で叩きつける。
…無性に、胸が気持ち悪い。
雑念…いけない、いったん忘れないと。
悔しいが、ケガさせたのは事実だから、無実にはならない。できることは理由づけによる、処罰の軽減。
けど、当日の豚の行動を証明できないし、本人は嘘をついている。
となると、倉庫の件を状況証拠として、私が被害者である可能性きちんと主張しておくべき。
近藤さんは既に言ってくれたみたいだし…。
舞はここまで考えて、なおも(言いたくない)と思う。
ものすごくいいたくない。
性的な嫌がらせについて話したくないというのもあるけれど、言って、その先は?親が知るでしょ?哀れみの目で、見るでしょ?安心して!私が助けるわ!とかいうでしょ?母さんが。
どうにもこうにも、たまらなく嫌!
敵になるわけじゃない。むしろ、助けてくれるはずなのに。
信用できないわけじゃない。誰よりも私のことを考えてくれるはずなのに。
私は、家族に、特に母親に情はあっても『愛』がない。
端的に、すきじゃないから。
以上。
【傷だらけの悪魔】第164話を読んだ感想
う~~~~ん。。ひとことでいうと、母と娘のコミュニケーション不足かなって思いますね。
私はまだ小さいけど娘が2人いるから、舞の母の目線で見ちゃうけど…。
10か月もお腹の中に入ってて、一生で1度か2度しかないような痛みに耐えて産んだ我が子ですよ。
世界で一番、子供たちを愛してるに決まってるでしょ?
舞の母が、舞の部屋のドアをこじ開けて抱きしめてあげてたら、舞も少しは素直に話してくれたんじゃないの?
って思います。弟が舞の母に意見したことを素直に実行してくれてたら。。…弟と愛情の差があるように接してしまった、母の責任かな~~~~~~。
舞も、舞の母も、妙に冷静なんですよね。理屈ではそうだけど…って思うことがしばしばです。
舞の母の【寄り添いなさい】って言葉は確かに違和感ありました。
舞ちゃんに寄り添和なきゃいけないのは、母のほうですよね。どうも、愛情の表現が『受け』っていうか…。。
舞から寄り添ってくれたら、私だって応えるわよ?
じゃなくって!
問題を解決するために、一緒に戦おうって言ってくれたら舞ちゃんも素直になれるのにな~~って思いました。
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