こんにちは。睦月サラです。
この記事では、comico『傷だらけの悪魔』第235話~第237話のネタバレをまとめました。
一話が短くてわかりづらいので(批判じゃないですよ)、キリの良いところでまとめさせていただいてます。
皆で協力して、伊藤君を成敗☆大作戦。果たしてうまくいくのでしょうかね。
comico「傷だらけの悪魔」第235話 狂言
名取静は、かがんで蛾の死骸を観察していた。アリが蛾を分解して運ぶさまは地球の息吹を感じると笑顔で言う。
蛾はこの世を去っているのですが…。
伊藤と大倉は静の言葉に恐怖を感じていた。
静「珍しい組み合わせだね。葛西さんと一緒じゃないんだ?最近よく一緒にいるし、付き合ってるんだよね?だって静、見たもん。伊藤君が葛西さんにチューしてたの。」
場の空気が一気に緊張する。伊藤は大倉にもう帰っていいからと焦った。
伊藤「どういうことだ!!」
静「どーもこーも、見たんだよ。生チュー現場を。いとーくんが怪我した日。なんかおいかけっこしてたから、ついていったら、チューした!」
伊藤「…それ、誰かに言った?」
静「おかーさんには言ったんだけど、ゆりちゃんたちはあの後忙しそうだったから、言えてなーい。わかった!言っとくね!」
伊藤「やめろ!プ、プライバシ-…」
静「堂々とチューしといて、それはないよ。…ん?あれ?それならおかしいな。なんで付き合ってるのに、怪我したの葛西さんのせいにしてたの?ふしぎ。なんで?ふしぎ!何で?ゆりちゃんも当麻くんも、お互い大事にするよ?みんな葛西さんヒドイーってなってたんだから、嘘でも違う!っていってあげなきゃ。事故なんでしょ?ゆりちゃんだったら、うるさい!って叫んでるよ、きっと。彼女は大事にしないとだめだよっせっかくの奇跡なのに。」
伊藤は名取静と会話しようとしても徒労に終わる。なんでもいい、うまく丸め込まないとと思っている。適当に会話を合わせて、納得させれば言うことを聞くだろう、と高をくくっている。
伊藤「…わ、別れたんだ。」
静は伊藤の様子から、一瞬、不敵な笑みを浮かべるが、すぐに伊藤の会話に乗ってオーバーに驚いて見せた。
静「えっそーなのー?」
comico「傷だらけの悪魔」第236話 矮小
静「ってことは…振られたんだ?!弄ばれちゃったの?!憂さ晴らしにしては、捨て身~☆葛西さんてば、やけくそなの?!ひっどいなあこんないたいけなデヘデヘポンポコリンを!!」
オーバーにはしゃいだ様子と「デヘデヘポンポコリン」と言われた伊藤は、名取静は自分のことを嫌いなのだろうか?と呆気に取られている。
静「もー騙されたの気づかなかったの?浮かれちゃった?可哀想…捨てられるわ、足怪我するわ、初めてのチューは苦い思い出…。元気出して、伊藤君!!今回は勉強だったんだよ。ボロ雑巾のように捨てられたとしても、本人がボロ雑巾とは限らないよ。」
そういいながら、指先で伊藤君のおなかをぽよん、とはじいて見せた。
伊藤「え?なんでお腹つついた?お前それ、フォローなの?」
静「ミラクルって待つものじゃない。起こすものだよ。きっとまた、彼女出来るよ!」
静はキラキラとした笑顔で言い、伊藤に向かって右手の親指を立てて、ウィンクをして見せた。
伊藤は静と会話のキャッチボールができないことや、堂々と自分に失礼なことをいう静に疲れ始め、怒りがわいてきた。
伊藤(なんなの、こいつ…大体なんで僕が振られた前提なんだよ。なんでこんなバカにされなきゃいけないんだよ。なんで こんなやつまで、なんの疑問も無く僕を下にみてるんだ。どいつもこいつもムカつく。お前らの何がそんなに偉いっていうんだ。
屈辱だ!!
僕は、お前らが思うような、矮小な存在じゃないんだ!!)
伊藤「違う。僕が、葛西さんを振ったんだ。」
静「えええええええええーーーー!!どどど、どういうこと?」
伊藤「そこまで驚くか?!」
静「別れるのいやーっってだだこねてたんじゃないの?!」
伊藤「な、なんの話?!」
静「チューの日だよ。別れ話がこじれたんじゃなかったの?」
伊藤「あ、あれは…その…喧嘩!別件で喧嘩してたんだ!」
静「けんか…?!つまりこういう解釈でいいってこと?」
~~~
伊藤君なんて、大っ嫌い!!
待って!!僕が悪かった…
そして仲直りのチューをした。
~~~~~解釈劇終了。
伊藤は静の美化された解釈にいたたまれない想いを持ち、改めて名取と話すとダメージを受ける。…いつも一緒にいる藤塚さんがすごい、という感想を持った。
静「ふーん。仲直り失敗したんだぁ。それでいじわるしたのぉ?いけずだよぉ~。」
伊藤「……それは、悪かったけど。僕も怒ってたから、謝れば、フォローするつもりだったんだ。」
静「ふーん。恋って複雑なんだね。」
伊藤は静が一応の納得した様子を見て、くぎを刺す。
事情を話したから、名取には誰にも言わないようにと。(もちろん優里亜たちにも)。
静が、おもむろに背中から伊藤の「化学資料集」を取り出し、渡した。
そもそも、最初は伊藤がなくした「化学資料集」を受け取るために静を探していたのだ。
伊藤「あ、ようやく…探してたんだぞ。…うわっ?!」
静から化学資料集を受け取ったが、伊藤が異変に気付いて落としてしまった。
化学資料集には、羽を蟻に分解された蛾の死骸が挟まっていたのだ。
comico「傷だらけの悪魔」第237話 参加
静「あーららっ。もう~落ちちゃったじゃんか。あぁ、ごめんねえ紛れてた。この蛾、羽がとれちゃってるんだよね。かわいそー。…可哀想でしょ?飛べなければ、もう貪られるだけなんだなんて。哀れだよね。羽をむしられた蛾は。」
へらへらとした態度から一変して、鋭く非難するような強い視線。静の態度に恐怖を感じた伊藤は何も言えない。
化学資料集を拾い上げ、伊藤に差し出した。
静「はい。もう蛾は、いないよ。」
慌てて受け取り、気持ち悪い、最悪だ、ふざけるなと悪態をつきながら伊藤はその場を離れていった。
伊藤と静の会話を、近くで録音していた生徒がいた。花房宏樹、花房宏子の双子の兄だ。
宏樹「ゾクっとしたわ。良い意味でも悪い意味でも。…俺、お前嫌だわ…」
静「えー!ひどい!」
2人が話しているところへ、宏樹の妹・宏子も物陰から出てきた。
宏子「私の出る幕がなくて何よりね。伊藤君が名取さんに危害を加えた時、助ける係よ。」
宏樹は、宏子が『作戦』に参加しているとは思わず、慌てていた。基本的には他人に興味がなく、割り切った性格の妹なのだ。
宏樹も静も、宏子のふるまいに『意外だ』と指摘した。
宏子「確かに、積極的に関わりたいとは思わないけど、何も知らずに巻き込まれて右往左往するのも嫌だわ。それに、黒木に頼まれたから、助けるわよ。普通に。」
宏樹は昔から黒木には優しい妹に複雑な気持ちを抱く。
そのころ、資料室では、「話し合い」が行われようとしていた。
詩乃、千翔子、千穂、唯が向かい合ってすわっている。
以上
まとめ
235話の冒頭にも出てきた『蟻に分解される蛾の死骸』は、
伊藤→蛾
蟻→舞と協力するクラスメイト達
の揶揄かなあ~という印象ですね。
235話~237話では、伊藤と静の話をまとめました。
静怖かったね…普段は天然っぽくとても賢そうには見えないのに、だれよりも賢く立ち回ることができる恐ろしい女の子ですね。
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