こんにちは。睦月サラです。
この記事では、傷だらけの悪魔 第225話の「手段」のネタバレと感想を書きます。
第224話では、黒木唯が名取静が協力を申し出ていることを舞たちに伝えてました。
舞は唯の予想とは裏腹に、静の申し出をあっさり了承しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
傷だらけの悪魔 第225話「手段」のストーリー
黒木唯は、舞が静の提案をあっさり了承したことに驚いている。
舞「…自分で提案しておいて、何呆けてんのよ?」
唯「あ…いや、悪い驚いて。説得コースかと思ってたわ。あっさり了承するんだな。」
舞「ふん。今こんな状況だし、確率的に使う価値はあるでしょ。金谷だったら秒で却下だけど。名取は行動原理がはっきりしてるし、普段から徹底して演技してるんじゃなければたぶん…悪意ではないと思う。
それに、何か企んでいるんだとしても、これだけいれば心強い。
…協力してくれてありがとう。」
舞は、自分の態度が不遜だと、知らなかったわけでも、気づかなかったわけでもないと思った。
自衛。
傲慢。
いろんな理由が積み重なって、頑なになっていた。
崩したら負けるようなこわれるような気がした。でも、これからはその恐怖に負けてはいけない。
奪うだけ、享受するだけじゃない。
差し伸べられた手ではなく、差し伸べてくれた人の心を見て、ちゃんと応えていかなくちゃいけない。
対等な仲間が欲しいなら。
男子三人も、舞の素直なお礼に思わず微笑んだ。
唯&宏樹&涼「…おう。」
舞「とにかく!名取の件は、一回本人に条件を確認して問題なければってことで。」
涼「条件?」
舞は顔を大きく歪めて言い放つ。
舞「罰を与える手段は一つじゃないのよ。屈辱に身を震わせ、惨めな思いをしてもらわなきゃ。
藤塚(優里亜)の場合は、停学だの退学だのよりも、『恥』の方がダメージ大きいわ。だから停学とかはいいのよ。猿山から引きずり降ろしてやる。」
涼「…あのさ葛西。宏樹が引きまくってる…」
宏樹は涼にしっかりとしがみつき、舞にビビっていた。
宏樹「おい…葛西お前…。瞬間豹変やば…。言ってること素で怖…魔王と肉体を共有でもしてんの?」
舞「魔王?女子に対して…。」
涼「宏樹は女子との交友関係浅いし、こういうタイプ初めてか~。肝すわった奴ばっかだったからかえって新鮮な反応だな。」
舞「雑兵にもほどがある。とても任せらんないわ。」
唯「雑兵…ひでえな。」
舞「冗談抜きに、名取が一番いい気がしてきた。ビビリも遠慮もしなさそうで。近藤さんのためにも早く結果を出したいし。
…もう戻ってこないのかな。」
唯「さあな…。」
ピピピピ…。
沈黙の中、舞のスマホのタイマー音がなる。荷物を持ちカラオケの一室をでる準備をする。千円札を取り出し、テーブルに置いた。
舞「時間。そろそろ帰ろ。何かあったら黒木を通じて聞いて。」
涼「おう。」
宏樹「俺ら延長するから、先に帰ってて。」
唯「宏樹?」
宏樹「いいから。」
舞「…わかった。あ。黒木。私はアンタの下の名前なんて興味ないし、覚える気もないから。」
唯「…あー…。」
バチーン!
舞が部屋を出てドアが閉まると同時に、宏樹が唯の頬をビンタした。眼鏡がかるく吹っ飛ぶくらいの衝撃だ。
宏樹「事情は分かった。お前も、色々考えてのことだったと思う。けど、少し怒ってる。
何でもっと早く言わなかった?!言ってたら、名前のこと隠せたかもしれないのに。」
宏樹は辛そうな表情で訴える。
以上。
第225話の感想
舞ちゃん!!これまでたくさんの苦い経験を経て、仲間ができてすごい成長ぶり。変わりましたね。いい方向に(#^^#)16歳だよねえ…よくここまで素直になることができたね…。
舞は母親とうまくいかないせいで要領よく「コスパのいい人生を送っていきたい」と語った女子でした。
詩乃へ謝罪して、舞が自信の過去ととりあえずの決着をつけて吹っ切れたことも大きいです。
そして、千穂と唯っていう本気で力になってくれる、本気で舞を怒ってくれる仲間ができて舞の中に人に対する尊敬と感謝の気持ちが芽生えたことが実感できる素晴らしい回でした。
あと今回は花房宏樹くんのヒロインぶりに、きゅんとしてしまったよ。
今日はここまで!
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